2006年7月2日

「改革」と「改善」 Vol.1

「さて寝るとするか」と思う時間にワールドカップの試合が始まって
「おーっ!○○VS○○かー」ってよせばいいのに見出してしまい
気がつけば毎晩深夜の2時3時
皆さんも寝不足の日々が続いていることでしょうが・・・私もです・・・

せめて試合がオフの日は早く寝ようと思っていると
「おーっ!ウィンブルドン始まったかー
あら?シャラポアじゃないの♪♪
今日のコスチューム・・・いやいや対戦相手は?
ウーンやっぱりウィンブルドンだけあって地味・・・
違う違う中々の好カードじゃないの
これは見ないといかんな・・・」

真夜中にわけの分からん独り言をつぶやきながら
哀れ中年男の寝不足はなかなか解消しないのです


さて今回のワールドカップはいわゆる強国が勝ち進み、サッカーファンにとってはたまらない戦況となりましたが、私がもう一つ楽しみにしているのは、各国の隠れた素晴らしい選手を発見することなんです。

今回の私の一押しはオランダのファンベルシー、イングランドのジョーコール、フランスのリべリーあたりですが、彼らのハイレベルでありながらもひたむきなプレーに注目していると、ロナウジーニョやベッカム、ジダンといったビッグネームのプレーとはまた違った驚きと感動を与えてくれて、単なる勝敗だけではないサッカーのおもしろさを十分楽しむことができますよ。

日本は残念ながらグループリーグで敗退してしまいましたが、それにしても世界のレベルはやっぱり凄まじいものです。日本との決定的な違いは技術的にはシュートの精度、ファーストタッチの正確さって感じですが、やはり何と言っても一番強く感じるのは選手のファイティングスピリッツの違いですかね・・・

まあ日本代表については個人的に思うことも多々ありますが、色んなところで色んな人が色んなことを言ってるので、素人の私がここで色々語るのはやめておきます。


ところで、代表監督がジーコからオシムに変わるそうです。これはチームにとっては大きな「改革」ですが、プロスポーツの世界では次代の新しいチームを創るためとか成績不振なんかも含めて、この監督交代という「改革」は結構当たり前のように行われます。

ビジネスの世界に置き換えるとこれは経営者の交代ですから、特に我々が普段一番お付き合いしている中小零細企業にとってこのような「改革」はそうそう容易にできるものではありませんよね。
しかし「経営改革」とか「経営改善」という言葉は最近どんなところでも結構頻繁に使われています。

皆さんはこの「改革」と「改善」しっかり使い分けてらっしゃいますか?

通常「改革」とは、方針、組織、制度といったものを今までにない新しいもの、より良いものに変更して新たな企業価値を生み出そうという意味で使われます。また「改善」とは、現在稼動している基本的な仕組みや構造の中で、十分機能していない部分や停滞或いは劣化している部分を改良して業務品質の更なるレベルアップ、スケールアップを図ろうという意味で使われます。

二つ並べられるとイメージ的には何となく「改革」の方が上位にあるように感じますが、実は企業にとって重要なのは「改善」これを継続的に行うことだと私は思っています。

次回、ウチの事務所が長年に亘り取り組んできた改善活動をご紹介しながら
「改善」の重要性に更に突っ込んでみたいと思います。


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