2016年12月7日

vol.3 夢の国~Emotion~

「な、、なんだ ここは・・・(驚)」


すべて人工のものだと分かってはいるが・・・  
 
目の前に広がる壮大なスケールに 暫し怯んでしまった


「・・・しかし これはスゴイね(汗)」

「でしょ?!でしょ?!  ここがあの夢の国よ~🎶(喜)」

完全に童心に帰ったカミさんは まさしく夢の頂点に立つ

一方ワタシはこの世に生を受けて57年 ドリームワールド初見参💦💦トホホ


先月11月の後半、生まれて初めて東京ディズニーシーに行ってきました。東京ディズニーランドは今回遠目に眺めてきましたが、一度も入ったことはありません。ついでに大阪のUSJにももちろん行ったことはありません(笑)

何しろ私は若い頃から人の多い場所と行列が滅法苦手な男なので、このような非日常の世界には一生縁がないだろうと思っていました。

しかし、此度子どもたちの間で、皆で一緒に行こうと話が盛り上がり、当然幼い孫三人も連れて行くということで、おそらくはその子守役を目論んで、さらにはこちらの経済力も大いに見込んだ上で、二人の嫁が声を揃えて「ご一緒にいかがですか?」と、先ずはドリームワールドに目がないカミさんを二つ返事で説き伏せ、その後今回は長男が仕事で来れないから、「お父さんも是非来て下さ~い、シーはビールも飲めますよ~」なんて一番弱いところを攻められて、やむなく同行することになったという訳です。


ディズニーシーでの一日は、私にとってはまさに修羅場(笑)のような休日でしたが、家族皆にとっては、すこぶる楽しい心の洗濯になったようで何よりでした。



そんな修羅場の合間に、ちょっと感動する出来事がありました。

それは東京に赴く前日のことです。神奈川に住む娘から、「お父さんたちは明日どうやってシーまで来るの?」とラインが入りました。今回は現地集合ということだったので、「松本からあずさで東京まで出て、京葉線乗り継いで舞浜からはタクシーで行くつもりだよ」と返しました。すると娘は「それならワタシが拾っていくから新宿で降りて南口の前で待ってて」と、嘘だろと言たくなるようなメッセージを返してきました。


娘は東京で働き出して5年になります。照明技師の仕事をしているので、機材を会社のワゴン車に積み込んで、自分で運転してあちこちの現場に行くという話は聞いていましたが、まさかあの都内を彼女が運転して走るなんてことはないだろう、と私は勝手に思い込んでいたのです。ところが、その娘が私らを車で新宿駅南口まで迎えに来る……果たしてホントに大丈夫なんだろうかと私は内心ドキドキしながら南口のバスタ前で待っていました。


するとレンタカーで一番安いというブルーの日産マーチに兄嫁と甥っ子を乗せ、そのハンドルを握る娘が南口から一本手前の交差点付近に現れました。そしてほどなく私ら両親を誘導して車に乗り込ませると、都内の雑踏する複数車線道路を潜り抜け、首都高速目指して颯爽と車高の沈んだ日産マーチを走らせたのでした。

助手席に座った私は「お父さんが運転しようか?」と促しましたが、娘は微笑みながら「信用して下さいよ~」と一言だけ返し、その後、首都高環状線から湾岸線をかっ飛ばし、目指す東京ディズニーリゾートに何ともスムーズに到着したのです。

そして、何事もなかったかのようにディズニーシーの駐車場に車を停めて運転席から降り立った娘は、あちこち歩き回る二歳の甥っ子をスッと抱き上げると、夢の国初体験者の私らをその入口へと誘ってくれました。


私は、いつの間にか自分の足でしっかり歩けるようになった娘を見て、親バカですが不覚にも感動してしまいました。親は無くとも子は育つ・・・いや、親は居ない方が子は育つのかもしれませんね。




夕暮れ迫る帰りの車中

「お前 都内もしょっちゅう走ってんの?」
 
「うん 走るよ そんなしょっちゅうでもないけどね
ナビがなければアタシだって全然分かんないよ(笑)
シーは前も友達と車で来たことあったから・・・」
 
「東京はどの車線走っていいか分からんのが困る
まあ今回はお前のおかげで助かったよ ありがとな」
 
「いえいえ お金全部出して貰ってるからね~
このくらいやらないとバチ当たっちゃいますよ~💕」
 
「って そこかーい!!」

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