2006年3月23日

『不撓不屈』 Vol.2

初めに・・・
何でもこのコーナーがブログになったそうです。
うちの優秀?なITスタッフが、コラムを見ていただいた方から気軽にご意見を頂戴できるようにしようと、こっちがひるむようなことを勝手に考えてちょこちょこっと細工したようです。
しかし、こうなってしまったからにはできるだけ頻繁に更新しようと思いますので、皆様のご意見、ご批判、ご質問、何でも構いません。もの申したい方はどうぞご自由に遊びに来て下さい。

さて、本題に入りましょう。我らが飯塚毅会長のドキュメンタリー映画 『不撓不屈』の第2弾です。
この映画を見る前にぜひ皆さんに知っておいてただきたい事件があります。
それがこのストーリーの焦点となった「飯塚事件」です。


1963年(昭和38年)「飯塚事件」勃発
当時飯塚事務所が関与先企業に対して節税対策の一環として指導していた「別段賞与」(現在でいう決算賞与)が、企業にとって都合のよい脱税手法になっていると目を付けた税務当局は、顧問である飯塚事務所が間違いなく脱税幇助をしていると決め付け、立入調査を敢行するなどその証拠探しに躍起になった。そのあまりに理不尽な追求ぶりに飯塚は税務訴訟を起こしたが、税務当局は「一介の税理士が何様のつもりだ?」と飯塚を呼びつけ、訴訟の取り下げを慫慂する。しかし「税理士業務は法律業務である」を貫く飯塚はこれを断固拒否。憤る東京国税局は異議申し立てに至り、ここから飯塚毅と国税との税務訴訟史上類を見ない通称「飯塚事件」が幕を開ける。
ちょうど税理士の弱体化を狙う税理士法改正を控えていた当時、税務署の顔色を窺う税理士が多い中、税務当局にとって厄介な存在の飯塚は見せしめにすべき格好の標的となった。
「叩いてほこりの出ない奴などいない!ケガ人が出ても構わん、徹底的にやれ!」時の関東信越国税局直税部長安井誠の号令のもと、国税当局は総力を挙げて飯塚事務所とその関与先企業に対して「初めに殺意ありき!」の弾圧的徹底調査を開始した。
しかし創業以来、「事実をして真実を悟らしめよ」「一円の取りすぎもなく、一円の取り足らざる税金なかるべし」を信念とする飯塚の厳格な業務基準を遂行する事務所からは、決め手となる物的証拠は塵一つとして発見されない。
敗訴すると権威を失墜する国税当局は、明らかな焦燥感を抱きつつ関与先企業への半ば脅迫的な調査を続け、関係者に飯塚事務所にとって不利な証言を強要する。そして遂に耐え切れなくなった一経営者の虚偽証言から職員4名が脱税幇助の濡れ衣を着せられ逮捕される。顧客は次々と契約解除を求め、先輩税理士は「白旗を揚げよ」と勧める。周囲への配慮から一人郊外のホテルに身を潜め苦悩する飯塚だが、彼を信じ通す妻、息子、娘、父、母との家族愛、そして彼と彼の職員との信頼関係が最後まで国家権力に屈しない「法律業務に徹する」税理士飯塚を支える。こうして「飯塚事件」は政界、マスコミを巻き込んで、7年間という歳月を費やす徹底弾圧闘争へと拡大していった・・・(敬称略)


『不撓不屈』は、この「飯塚事件」を中心に展開する映画ですが、勿論裁判の勝敗がテーマではありません。飯塚会長は家庭・社会・国家それぞれの相関関係の中で、適正な金銭流通こそが「幸福の礎」となる。だから税理士は強い倫理責任を持って公正な金銭監理業務を遂行し、課税の公平と租税正義を実現することが使命であると確信して、その税理士としての使命と責任を全うするために国家権力と真っ向から闘ったのです。

私はこの映画を通して皆さんに飯塚毅という人物、そしてその男が立ち上げたTKCの理念を是非知っていただきたいのです。税理士に仕事を依頼している人は絶対に見るべきです。きっと税理士とか会計事務所に対する見方が変わります。それはあなた、そしてあなたの経営する企業にとって間違いなくプラスの変化になるはずです。

このチャンスを見逃すことは皆さんにとって大きな損失ですよ。因みにうちで前売券(1,300円)が手配できますのでご希望の方はお問い合わせ下さい。
(勿論うちの顧客の皆様には無償で提供させていただきますので)
それでは6月の封切りを楽しみに!

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