「いやいや 大掃除ってこんなに大変だったっけ?」
今年は29・30の二日間で終わらせて、大晦日はBSの
『女子ワールドカップなでしこジャパンプレイバック』を
一杯飲りながら一日中見てやろうと画策していたのだが・・・
「みんな居なくなっちゃったから仕方ないね・・・
四角い窓を円く拭く連中でも若い力は貴重ってことよ」
自宅と隣のカミさんの実家二件分の大掃除となると
五十を過ぎた私ら二人には想像以上にきつかった
「あいつらもそれなりに役に立ってたって訳か」
結局TVを付けっ放しにしたまま、ときに動き回りときに釘付けになりながら、今年一年の垢をすべてやっつけたのは、大掃除三日目の大晦日も日没の頃となってしまった
辛い出来事が多かった2011年も、もうすぐ終わりを迎えようとしています。最近のきまり文句のようになっていますが、来年こそは日本中が本当に良い年になってくれることを祈ります・・・というより、みんなで同じ方向を向いて良い年にしたいものですね。
さて、我が家に起こった今年の重大ニュース、皆さんにはほとんど「それが何か?」という話だと思いますが、何卒最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
【オヤジ30年ぶりの入院】
今年6月の終わり、持病の治療のため二週間の入院をさせていただきました。二十代初めの頃に過労から肺気胸という病気を発症し一週間ほど入院したことがありますが、それ以来約30年ぶりということになります。ただ今回は症状の改善を目的として自ら要望した治療のための入院だったので、あまり大袈裟にお伝えすることなくできるだけ内々に臨むことにさせていただきました。
私の持病は『頸椎後縦靭帯骨化症』と言って、首の骨に並行して走っている靭帯が徐々に石灰化するという、原因がまだ判明していない国の特定疾患に指定されている病気だそうです。
数年前、趣味のテニスのプレー中にぎっくり腰のような状態になり、数日後、腰痛に加えて臀部から両足、足裏にかけて徐々に痺れや張りなどの違和感を感じるようになってしまったので、近所の整形外科で診てもらうと「つい甲板ヘルニア」だと診断され暫く治療を受けることになりました。
しかし症状は一向に改善することなく、それどころか治療を始めて半年後位に、診断を下した医師の紹介により大きな病院で受けたMRI検査で、ヘルニアの症状は確認されないという診断結果をもらった私は、憤慨して件の医師に三行半を突き付け、その後あそこがいい、ここがいいと知り合いから紹介された整形や整体に何件も通ってみました。
結局どこへ行っても原因が分からず、症状は改善することもそれ以上に悪化することもなかったので、完治は無理なのかなと半ば諦めがちに過ごしていました。
それが昨年の11月に首を寝違え、あまりに痛みが激しかったので近くの大学病院に駆け込みMRIなどの検査を受けたところ、そこで初めて前述の何とも仰々しい病名を告げられ、一連の痺れや違和感は骨化症により変形した首の靭帯が、身体中に行きわたる神経を束ねる神経管を圧迫しているのが原因だろうと診断されたのです。
自分としては腰だと思っていたのが首だったことに驚きましたが、いずれにしてもその段階で効果が期待できる治療は、血流を良好にする点滴投薬を一日6時間、最低二週間集中的に行うことだと医師に勧められ、此度の入院を実行したわけです。
退院して半年が過ぎましたが、さすがに原因不明の難病だけあって、残念ながら自分が認識できるほどの改善はなかったというのが正直なところです。
現在は投薬を続けながら三ヶ月に一度通院して様子をみることしかできませんが、今のところ重症というわけではないのでご心配には及びません。
私もそれなりの年齢になってきたので、持病は持病として受け入れて、上手く付き合っていこうと思っています。
【長女 就職決定】
東京の専門学校を来春卒業する長女の就職が決まりました。川崎市にある照明技術会社で採用していただけるとのことです。娘が専攻していた照明技術の外部講師の先生が経営している会社ということで、運のいいことにその先生というか社長さんに「ウチに来ないか」と誘われたのだそうです。
その会社の主力業務はPVやMV制作で、娘は同じ照明技術でもイベントや舞台を主たる事業とする会社ではなく、作品として残せるPVなどの制作を手掛ける仕事に拘っていたようです。
芸能関係の人と会うことも多く有頂天にもなりそうですが、おそらく本格的に勤め出せば、そんなミーハー感覚なんぞすぐに吹っ飛ばされるのでしょうが、ある意味職人の世界なので、プロと呼ばれる知識と技術をしっかり身につけて欲しいものです。
【次男 独立?】
独立という言葉が相応しいかは若干疑問ではありますが、今年6月に次男が自宅を出て彼女と二人暮らしを始めました。二人ともまだ21歳そこそこの若輩者ですが、ここ二年位の間に結婚したいようです。
同棲という行為自体はとても褒められたことではありませんが、現実問題として一緒に生活してみないと分からないことも多いし、結婚を約束しているのならお互いしっかりやってみなさいというのが双方の親の心境です。
とりあえず今のところ二人で相談しながら仲良くやっているようなので、社会人として世間様に迷惑をかけないよう、信頼しつつも叱咤しながら見守ろうと思っています。
【長男 復興支援ポスターで一灯】
東日本大震災から二ヶ月、東京でロゴやパッケージのデザイン関係の仕事をしている長男が、あるツイッターの呟きに目を奪われたと言います。
それは息子と同業の人が投稿したもので、そういったデザイナーに対して復興支援をテーマにしたポスターを制作して、それを被災地に届けて少しでも元気になってもらおうと呼びかけるものだったそうです。
被災された人々のために、何か自分にできることはないだろうかと考えていた長男は「うん!これなら俺にもできる」と思い立ち、仕事の合間を縫ってこんなポスターを制作して、発起人の同業者宛に送ったそうです。
息子のような一般の名もないデザイナーたちから、そのツイートを通して何と千枚近く寄せられたというポスターは、宮城や福島などの被災地のいたるところに貼り出され、瞬く間にマスコミでも話題となり、あるラジオ番組で全国にその活動が紹介されたと言います。彼らの行動は、きっと被災地の人々の心に一灯を投じたことでしょう。
ある意味2011.3.11大震災は日本人の心を一つにし、ほとんどの国民が自分にできることは何かと考え、方法は様々あっても現実に何かしらの行動を、多くの人々が起こしてきたのではないかと思います。
本当に厳しいニュースばかりの一年でしたが、今を生きる私たちはいつまでも下を向いているわけにはいきません。新しい2012年は気分を新たにして、これまで以上の元気と思いやりを持って笑顔で暮らせる一年にしていきましょう。
そうこうしている間に今回もまた年が明けてしまいました。
川崎会計事務所スタッフ一同今年もしっかり勤め上げていく所存です。
愛すべき我が家ともども、本年もどうぞよろしくお願い致します。
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