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2006年10月11日

基本方針

今年も事務所の次期基本方針を策定する季節がやってきました。

ウチの事務所では、経営の指針を所長代理である私が掲げ
具体的な活動計画や目標予算は課長を中心に職員全員で立てます。

今回で3期目になりますが、実はこれが川崎浩所長独特の職員練成です。

ずっと以前から、職員全員が経営者たれと、その信じ難い(良く言えば)権限委譲で我々職員は所長におそらく知らぬ間に教育されてきました。

現在所長はTKC全国会の中央研修所所長という大役を仰せつかっており
月の半分(以上かな)は、その公務により事務所におりません。
普通なら顧客の皆様に多大な迷惑をかけるのではと懸念される状況です。

よく他の事務所の先生方に「君たちがしっかりしてるから・・・」
などとおだてられていますが、(悪く言えば)所長の術中にはまったというか、とにかくいないから自分たちで何とかしなければならないというのが実際のところです。そこが所長の狙い目でもあるのでしょう。

しからば我々も「んじゃやってやろうじゃないの!」と使命感に燃え
良いのか悪いのか分からない微妙なコミュニケーションを保ちつつ
所長に追いつ追い越せで真剣に取り組んでいるのです。


さて、事務所の次期基本方針のテーマは「利他業に徹する」です。


「利他業」とは、このコラムにも頻繁に登場している飯塚毅名誉会長の信条
「自利利他」に端を発しています。「自利利他」を一言で言うと
「他人の利益(幸福)そのものが、すなわち自分の利益(幸福)である」
ということです。(本当は一言ではとても語れません)

ウチの事務所は現在7名体制で運営しているのですが、ここ何年も新入職員を採用しておらず、職員個々はすべて10年(以上)選手となり、確かに業務の処理能力や専門的な判断レベルはそれなりの水準であることは確かです。昔はよく「税務署の手先・・・」などと揶揄されたものですが、今はほとんどの顧客の皆様から「税務署より厳しい!」とのお褒め?の言葉をいただくまでになりました。

だからこそ、ここで変に落ち着いてしまっては、間違いなく事務所は停滞、衰退の道を辿り、それは即顧客の皆様に対して満足していただく仕事が遂行できなくなることを意味しています。

親子でも夫婦でも恋人でも、最も注意しなければならない人間関係が「慣れ」であることは、現にその状態になっていることに気づいていない人でさえ、頭では、或いは理屈では分かっているはずです。

やはり私たち職業会計人は、それを頭の理解に留めることなく、未来永劫顧客の皆様の事業発展と幸福に貢献するために、真に信頼され支持される存在でなければならない。そんな思いがこの事務所にお世話になって20数年、50歳を目前にした私には最近特に強く感じられるようになっていました。そのために今一度原点に立ち返り、全身全霊を傾けて、税務会計の指導業務や経営支援業務をプロとして責任を持って実践しようというのがその真意です。

「利他業に徹する」というのは、皆さんの言うことは何でもやりますなんて稚拙なことではありません。

職員諸君には、べテランスタッフばかりとなった現事務所で、自分自身が同じ事を繰り返していることに満足していないか、本当に担当先の皆様から必要とされる存在となっているかを熟考し、もし「慣れ」を禁じ得ぬ状況があるのなら、そこを改め一からやり直すことを要請しています。

顧客の皆様には、場合によっては今まで以上にうるさく細かいことを私どもスタッフが言うかもしれません。しかし、それはすべてこの方針に基づくスタッフの強い思いがもたらす対応だと理解してください。

顧客の皆様の発展が、そのまま私たちの喜びなのです。
これはセールストークではありません。
私たちの本当の思いです!